【刺さない治療】小児はりって簡単?

一点ものの治療道具続きで、今日は小児はりについて。

大師流小児はり

普段はミニアタッシュケースの中に入ってる【大師流小児はり】。

 

この一見五寸釘に見えるものでお子様の治療をします。

昔コレを親に見せて、

「このはりで治療します」と伝えた所、

『無理です!やっぱり辞めときます!!』と言われたことがあります。

 

何が無理なのかと言うとコレを刺されると思ったとの事でした(;^ω^)

流石にコレを刺すとえらい事になりますね(; ・`д・´)

 

このはりは刺すのではなくて、皮膚をさするようにして使います。

そんなので効果があるの?と言う方が多いですが、

薬が大人と子供で量が違うように、鍼灸の刺激も量が変わります。

身体の作りがしっかりしていない乳幼児の場合、

刺すというのは刺激が強すぎるので、撫でて治療をするわけです。

 

な~んだ、刺さないのか。じゃあ簡単じゃん♪

 

いやいや、そうでもないんです。

先ほども書いたように、乳幼児の場合はまだまだ身体が出来ていません。

ちょっとした刺激がマイナスに働いたりもします。

 

自分の父は内科・小児科医でしたが、

『小児を見るのは怖い』と常々聞かされていました。

 

『ちょっとしたことですぐ体調が変わる。』

『元気そうにしてても、急変する場合がしばしばある。』

『ちょっとでもおかしいと思えば、すぐに大きい病院に回すべき。』

色々聞かされましたが、大人よりよっぽど難しいし、リスクが高いと教えられました。

 

小児はりで乳幼児を見る事がありますが、

大人なら得れる情報が本人から取れなかったりして、難しさを感じます。

保護者の話と、乳幼児の体を診て治療するわけですが、

口が裂けても簡単とは言えないものであります。

 

大人に比べると比較的安価な料金で行う【小児はり】ですが、

本音を言うと大人の治療より値段を高くしたかったりします(;^ω^)

しんどさは大人も小児も変わらないので、あまり比べるのは良くないでしょうが

いつも小児の治療の方が引き締まる思いで治療をしています。

※あくまで安藤の意見です。

 

今日は少し長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました\(^o^)/

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