粗悪もぐさと呼ばないで。

もぐさ各種

今回はいきなり画像でスタートしました、安藤のコラム!

皆さんこの画像に写ってるものが何か解りますか??

コレはお灸をするときに使う、【もぐさ】です\(^o^)/

 

我々はり・きゅう師はこのモサモサのを捻って

米粒くらいのちょうどいい形にしてお灸をすえるわけです。

 

今回はこの「もぐさ」のお話です。

画像を見てもらうと、左右で色が違うと思いませんか??

 

もぐさ各種

そう!実はこのもぐさ種類が違うんです( ̄ー ̄)b

 

ここでwikiで「もぐさ」を調べてみましょう。

良質もぐさと粗悪もぐさの違い
良質もぐさ 粗悪もぐさ
古く芳香が高い 新しく青臭い
淡黄白色 黒褐色
手触りが良く柔かい 手触りが悪く固い
繊維が細かく密 繊維が悪く粗
夾雑物が少ない 夾雑物が多い
よく乾燥している 湿気を帯びている
点火しやすく途中で消えない 点火しにくく途中で消えやすい
煙と灰が少ない 煙と灰が多い
熱は緩和で心地よい 熱は急激で耐え難い

以上wikipediaより転載。

 

wiki上では、

黒褐色の物が【粗悪もぐさ】で、淡黄白色の物が【良質もぐさ】となっています。

今回の画像上では、

向かって左側のものがwikiで言う【粗悪もぐさ】で、右側が【良質もぐさ】ですね。

 

しかし私はここで声を大にして言いたい!

左側の彼は、決して【粗悪】なんかではないと!!

先ほどの表でもあるように、こちらのもぐさは熱が強い目になります。

直にすえる時には、wikiでいう【良質】の方が熱が心地よく、確かに適しています。

しかし熱が強いという事を利用して、体に接触させずに行うお灸の時は大活躍なんです。

箱灸

※箱灸:箱の中に網を張って、その上にもぐさを入れてます。
ポカポカした熱感で小学生も受けられる気持ち良いお灸。

 

便宜上よく「粗悪」、「粗悪」と言われる彼らですが、

決して出来が悪いわけではありません!

彼らにしか出来ない、彼らに適した役目があるんです!!

 

 

少し、熱い目に語りましたが、

コレは実際にもぐさを作ってる会社の方が仰っていた話です。

精根こめて作ったものを「粗悪」と言われるのは、悲しいですよね。

使う側もあまり呼びたい名前ではありません。

これからは愛情を混めて『温ちゃん』とか『温灸用もぐさ』と呼んであげて下さいね♪

※温灸用に対し、wikiでいう良質もぐさを『点灸用もぐさ』と呼んだりもします。

 

少し長くなりましたが、お灸で使う「もぐさ」の話でした。

自身がお灸が大好きで、今でも昔ながらの熱~いお灸や、

火傷しない気持ち良いお灸を、患者さまにすえている安藤がお送りしました\(^o^)/

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