こんばんは!
安藤鍼灸院、院長の安藤秀人です\(^o^)/
仕事をしてる時に患者さまから、
「先生の所と整骨院って何が違うの?」
とか
「そもそもハリの先生ってどうやってなるの?」
といった質問を頂きます。
今回は自分の仕事【鍼灸院で働く】、【鍼灸師(しんきゅうし)】についてです。
wikipediaを見てみるとですね・・・
鍼灸師(しんきゅうし、英: Practitioner in acupuncture and moxibustion, Acupuncturist and moxa‐cauterizer)は、 はり師ときゅう師の国家資格を所持している者を指す。はり師ときゅう師は別の国家資格であるが、同じ鍼灸師養成施設で単位を取得し卒業することで両者を受験できる。 鍼灸師という名称は、現在の法制度上では存在しない。
簡単に言うと【鍼灸師】ってのは、
【はり師】と【きゅう師】の国家資格を持ってる人の事です。
意外と知られていませんが【鍼灸師】というのはですね、
れっきとした国家資格ですよー!
そしてもう1つ驚いてほしいのが、実は鍼灸師なんて資格は無いって事です( ̄ー ̄)
(冒頭で鍼灸師って自分で書いたくせに汗)
自分たちが持つ資格は実際には、【はり師】と【きゅう師】別々に分かれているんですね。
【はり師】と【きゅう師】の国家試験では共通の問題が140問あり、
それぞれの資格の問題が10問ずつあります。
【はり師】で150問、【きゅう師】で150問、それぞれ60%、
大体90問正解なら資格ゲットです。
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、
別々に分かれててそれぞれ90問正解しなければいけないという事はですよ?
ひじょーに可哀そうな事になる方もいらっしゃるわけです・・・。
【はり師】が70%で、【きゅう師】が59%なんて事になったらですよ?
世にも奇妙な【はりだけ師】が生まれてしまうんです(´Д⊂グスン
まぁ【はりだけ師】の場合はまだよくて、【きゅうだけ師】になると中々辛い。
火傷が出来たり、痕がつきそうってな理由でどうしても敬遠されるお灸。
自分が在学中は【はり】の授業は多いんですが、【きゅう】は少なかったです(;・∀・)
だもんで卒後すぐ【きゅう】のみで治療できる先生ってのは少ないんです。
せっかく就職先が決まってても
「なに?お前【きゅうだけ師】なのかよ!?ちょっと使い物にならないよなー・・・。」
何て事を言われちゃったりもするかもしれません。
国家試験は1年に1回だけなもんですから、1年間言われ続けちゃったりなんかしちゃうかも。
逆に自分は資格こそ両方ギリギリ取れましたが、
学生時代から灸道部(きゅうどうぶ)というお灸のクラブや、
お灸のみで治療する勉強会なんかに行かせてもらっていたお陰で、
卒業時はお灸しか出来ないというイレギュラーな【鍼灸師】でした(;´Д`)
当時勉強会の講師の先生からは
「やばい・・・、お灸しか出来ない鍼灸師を生み出しちゃったよ・・・。」
との、ありがた~い?お言葉を、遠くの方から小さい声で頂戴しました。
少し話がそれましたが、今回のまとめとしては
我々【鍼灸師】は【はり師】と【きゅう師】という国家資格を持った人の総称。
たま~~に【はりのみ師】とか【きゅうのみ師】がいる。
今回ぱーと1なので、ぱーと2があると思いますのでまた良ければお付き合いください。
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